想いがあれば、道は自然と拓ける。

想いがあれば、道は自然と拓ける。

──
西牧さんは、ジョブサーチを担当されている
ということですが、キャリア コンサルタントとは
どういう違いがありますか?
西牧
基本的には一緒です。
クライアントの方を支援という意味では一緒なんですね。
キャリア コンサルタントはキャリアの棚卸や将来の展望、
就職活動に向けての準備などを
クライアントとともに取り組んで行きます。
ジョブサーチは求人情報の提供や人材紹介会社との面談設定等
キャリア コンサルタントと連携しながらクライアントを支援して行きます。
──
西牧さんはクライアントさんとは
直接会わずに業務をすすめられるんですよね?
西牧
いいえ。私たちも間接的ではなく、
実際にクライアントと面談をします。
キャリア コンサルタントが、
定期的にカウンセリングなどを通して
クライアントと接していくわけですが、その中で、
三者面談というものを実施しております。
三者というのはクライアント、
キャリア コンサルタント、ジョブサーチです。
支援していくうえで大切なのは
その人そのものを理解することなんです。
ですから、経歴書などの書類を見るだけでなく
直接お会いして、お人柄とか、
仕事への考え方等、総合的な人間力のようなものまで理解し、
更に今後の方向についてどう考えているかという点をお聞きするわけです。

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──
お仕事は人材紹介会社を開拓していくわけですか?
西牧
人材紹介会社さんもそうですが、
あらゆるチャンネルですね。ご本人の潜在的なルートも
一緒に掘り起こしていきます。
──
ご本人も活動されるわけですか?
西牧
我々から「ここにしなさい」というようなことはしません。
一番大切なのはご本人の意思や熱意です。
「自分が就職するんだ」「どういうことをしたいんだ」
という熱意や目標を我々が全面的にバックアップ、
サポートしていくというものです。
──
別の職種に変わられる方も多いと思うのですが、
その時に大切なことはなんですか?
西牧
ご本人が一番何をしたいのかということですね。
それと将来に向けて
自分がどういう生き方をしていきたいのか
ということです。
仕事と生き方はとてもリンクしているんです。
仕事を通して、ご自身をどう実現していくのかということです。
──
就職活動をすすめる中で、
当初の想いとは別の道にすすむ方もいらっしゃいますか?
西牧
いらっしゃいます。
新卒から、勤められてきて、
今回が初めての転職活動という方も
多くいらっしゃいますから、
初めて聞く情報というのもあるわけです。
求人企業の経営者の方々の生の情報を聞く
という機会もありませんし、
どんなルートを使えば情報が集まるのか、
それはひとりで就職活動をされているときには
分からないんですよ。
我々からいろんなことをお話ししますと、
「ああ、そうだったのか」と新たな業種や職種での可能性等に
気付かれることが結構あるんです。
そして「じゃ、やってみよう」となる、
その気付きがすごく大事だと思います。
──
新卒の方々と違って、
再就職の方にはどのようなことが求められますか?
西牧
まずは即戦力であるかということですね。
しかし、場合によっては業界が違っても、
その方が長年のビジネス経験で培われたヒューマンスキル、
コミュニケーション力だとか判断力、
問題解決能力だとか、そういう経験を活かすことができます。
そういうこともなかなか一人で就職活動をしていては
気付かないところだと思います。
そこから自分の将来の展望が開けてきます。
ですから、単に就職だけではない、
実はその方の次のキャリアのスタートにもなるんですね。

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──
お話できる範囲で、再就職された方のエピソードはありますか?
西牧
以前、特許の管理を長年経験されていた
61歳の方がおりました。
知的財産の流通について
日本は欧米にくらべて大変遅れている。
これをなんとかしたいという強い想いを持っておりました。
国内にはなかなかそういう風に考えている企業は少なかったのです。
これからそういった知的財産の流通や管理を
大事にしたいという情熱を持ってらっしゃった方なんですね。
再就職活動をする中で、この方と同じように知的財産の流通や
管理が大切であると考えている経営者と出合ったのです。
そして意気投合し、採用され、就職が決まりました。
ですから、年齢的に難しいとか考えずに、
自分の想いを強く持って、実現しようと思えば、
チャンスはいろいろとあります。
その想いを我々が何倍にも高めていけるように
お手伝いができたらと思っています。
──
西牧さんはずっとこの業界で働かれてきたのでしょうか?
西牧
再就職支援としては10年弱ですね。
その前は人材紹介の仕事や、人事の仕事をやっておりました。
──
業界を移る時のきっかけは何かあったのでしょうか?
西牧
人事の仕事をしている時に
産業カウンセラーの養成講座、
キャリアコンサルタントの養成講座に通っていたんですね。
将来キャリアコンサルタントとして
役に立てればいいかなと思っていたのですが、
時期を同じくして、私の属していた会社の経営が
大変厳しい状況になったんです。
そのなかで私自身も早期退職をすることになったという経緯があります。
ですからクライアントの方に申し上げていることは
私自身の経験でもあるわけです。
それがきっかけで、今こういうお仕事を
させていただいているということもあります。
皆さんもいろんな局面があると思うんですが、
想いがあれば道は拓けてくると思っています。
──
実際、西牧さん自身も同じような経験を
してきたんだというのはクライアントの方にとっては力強いと思います。
西牧
その方の気持ちと全く同じではないかもしれませんが、
相当共通するところはあると思います。
ですから「なんとかなる」「もっと良くなる」という事は
自分の経験を通して、心から言えます。
──
リスタートがチャンスになるという考えが普通になればすごく良いですよね。
西牧
どこまで行っても新たなスタートがあるということは
すごく良いと思うんです。
定年というのは単なる約束事ですから
これからの時代いろんな働き方があります。
もうそこが終わりだなんて、もったいないと思います。
生きている限りはずっと新たにスタートしていっていいと思っています。
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